突破国税局

 熊本市中央区坪井の仁王さん通りにある税理士事務所(仁王さん通り税務会計)の平野和博税理士です。

 令和七年もあっという間に二月に突入し、現在は個人の確定申告関連事務を中心に鋭意努力している最中でございます。
 特に最近は、仮想通貨に関するお問い合わせが多くなっておりまして、稀に「雑所得の計算だけ依頼できませんか?」というお話を頂くのですが、弊社は責任をもって申告書を提出することを生業としているため、『計算のみ』という作業につきましてはお受けいたしておりません。

 ちなみに、仮想通貨の所得の算出につきましては有料(プランによって)ですが、『cryptact』等の損益計算ツールがございますので、そちらを利用されますようお願い申し上げます(弊社に依頼されるよりは安価ですが、弊社は金額以上の安心感を提供できる自負がございます!)。

 さて、先日、夕食時に『THE突破ファイル』というテレビ番組を何気に見ていたのですが、その中で税金に関するプログラムが放映されておりました。

 それは『突破国税局』なる架空の国税局の資料調査課(リョウチョウ)職員の物語。

 脱税の証拠を暴いていくというストーリーなんですが、元資料調査課に在籍していた私からすると、「えっ、そんなに簡単に?」とか、「そんなことは言わないだろう!」とか、「それはそうじゃないんだよね!」とか、突っ込みどころ満載で楽しく拝見することができました。

 『たまり』を探す!ということをクローズアップした内容で、すぐに突破(解決)しておりましたが、実際の税務調査は簡単な事案から難解な事案までいろいろあるんですよね。
 見ていて面白かったので、私からも経験則の一つとして簡単だった方の事案について少しお話をさせて頂きたいと思います(何をお伝えしたいかは皆様の受け取り方次第ということで、守秘義務に抵触しない程度のお話です。)。


 題名『オレンジ色の部屋』

 売上除外の証拠を掴みながらも『たまり』を探す某国税実査官(私のことです)。
 「そんなこと言われても、お金なんて持ってないじゃないですか!」と脱税を否定する某事業主。
 二人の攻防戦は、ある部屋を確認したことを境に幕を下ろすことになるのでした。

 それは・・・ 
 ある部屋の○○の中(秘密です)一面に鎮座するオレンジ色の箱の山。
 某高級ブランドの外箱の山でした。

 それを某国税実査官が一つづつカウントしてまいります。
 「このバックが○○〇万円」、「このバックが○○〇万円」・・・「これだけでも合計○○○〇万円になりますよ。そりゃあ、お金は持ってないわけですよね、これだけ使ってるわけですから!」(これがたまりだったんです!)

 「すみませんでした・・・」
 オレンジ色の部屋の中でがくりと首を垂れる某事業主。
 これが某事業主が脱税を認めた瞬間でした。


 さぁ、どうでしたでしょうか。
 これは簡単な方の事案とは言え、ここまでたどり着くためには相当な苦労が必要なんです(具体的な手法についてのお話は差し控えさせて頂きますが、そういった手法を理解しているのが弊社の特徴とも言えますね)。

 テレビを見ながら国税時代を思い出してしまいましたので、ちょっとお話をさせて頂いた次第です。

 ということで、現在は個人事業者の方の確定申告作業真っ最中でございますが、税金に関して困りごとがございましたら、是非、仁王さん通り税務会計へご相談ください。
 税務調査の最前線で戦った経験のある税理士が適切に対応させて頂きます(適正申告に向けて頑張ってまいりましょう)。

 なお、初回のご相談は無料にて対応させて頂いておりますので、お気軽にご連絡ください。